2017年の日本人女性の平均寿命は、世界2位で、87.26歳です。
健康意識の高まりや、生活習慣の改善により、がん・心疾患・脳血管疾患の死亡率が改善したことが影響しており、仮にこの3つの死因で亡くなる人がいなくなると、女性では5.61歳寿命が伸びると言われています。
一方、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間として「健康寿命」があり、平均寿命と健康寿命の差は、日常生活に制限のある、「不健康な期間」を意味します。平均寿命が伸びている中、女性の平均寿命と健康寿命の差は、2014年で12.68年であり、決してQOL(quality of life: 生活の質)が維持されているとは言いがたい状況です。
今後の更なる高齢化社会に向けても女性ヘルスケアは極めて重要な分野と考えられます。
AGEs
(Advanced Glycation Endproducts)とは
一言でいえば「サビつき」のことであり、活性酸素により体内の酸化力が強くなったときに受けるダメージのことです。
一言でいえば「こげつき」のことであり、糖化が進むと、体内のタンパク質は本来の働きができなくなり、体の機能に様々な悪影響を及ぼします。そのため、タンパク質が糖化してできたAGEsは、加齢や健康に関わる物質として、現在注目されています。
AGEsはどうやって測るの?
体の中のAGEsの量は、指先に光をあてるだけで、わずか数十秒で簡単に計測できます。
AGEsを減らすためにはどうしたらいいの?
生活習慣のゆがみ(喫煙、運動不足、ストレス、睡眠不足、甘い物を過剰に摂取するなど)で、AGEsは年齢以上に蓄積していきます。そのため、まずは生活習慣の改善を行います。サプリメントを使用する場合もあります。
外来担当医師:小西綾華
*月経周期に関連した疾患、更年期障害など、内容によっては、男性産婦人科医師の診療となる場合があります。
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